Designer Interview

1."NAPE_"はどんなブランドですか？

様々なジャンルのクリエイターたちによるプラットフォームです。

2.デザイナーになろうと思ったきっかけを聞かせてください。

様々な出会いのおかげで音楽レーベルを立ち上げることになったのですが、その流れで自身の一番の強みである服作りでも事業を起こした形となります。

幼少期、祖父が隻腕でシャツを羽織る際に、釦の開閉に手間取っていたのを見て洋服の構造に疑問を持った事を今でも鮮明に覚えております。

また、思春期には音楽をはじめとするアートやカルチャーに触れ、次第に服作りが自身のライフワークになっていったと思います。

社会人となり、長く会社員としてパタンナー、生産管理等の洋服作りにおける仕事を一貫して経験しました。

3.モノづくりにおいて大事にしていることは？

沢山ありますが、一番は真剣に楽しんでモノづくりに取り組むことです。

4.普段インスピレーションはどんなところから得ていますか？

社会問題の光と影、その時々で自身のフィルターに引っかかった事柄について、信頼する家族や仲間と酒を飲み、話し合いながら作り上げていきます。

5.23-24AWコレクションはどんな思いで製作されましたか？

我々は人間としての豊かな心を養い高めつつ、それをもって人も物も一切のものを在るがまま認め、適切な処遇を行なっていくことを心がけなければならない。

いいかえれば、すべてを許容し、正しく処遇するには、つねに礼の精神が心の底から躍動していなければならない。

“あなたに花をもたせよう。

そうすれば私にも花の香りは残る“

6.同コレクションで特に注目してほしいアイテムは？

花柄のセットアップです。花の記憶をアナログと見立ててブラウン管に映っているようなエフェクトをかけています。

7.これだけは他のデザイナーに負けないと自負していることはありますか？

職務経験値。

今までモノづくりに携わった型数は誰にも負けません。

8.これまでのデザイナー人生の中で、最もキツかった経験は？

コロナ渦で海外オーダー分(中国)が都市ロックダウンによるキャンセルと、海外発送した製品が中国の空港で半年間ロストするという事が立て続けに起き、金額的にもかなり損失が大きくブランド存続の危機を体験しました。

ただ、周りの方々のご協力の賜物で素早くリカバリー出来たので、結果的には非常に良い経験となりました。

9.最近ハマっていることは？

コミュニケーションです。

10.好きな音楽と映画は？

音楽は好きすぎて語ると一か月くらい要するのでこちらでは割愛いたします（笑）。

ご興味ありましたら私が作ったプレイリストがあるのでよろしければご視聴ください。

▼SPOTIFY PLAYLIST

https://open.spotify.com/user/31hivyipj2vrx5zaslfx5hslb2oi?si=1b4b203f62aa43a2

映画は“SLAM”(1998年)

好きが高じて、主演のSAUL WILLIAMS氏とはSNSを通して定期的にコミュニケーションしています。

映画自体は昔の作品でなかなか観る事が出来ませんが、彼はヴァージル氏死去直前の「Louis Vuitton」２シーズンの音楽とモデルもやっておりますので是非チェックしてみてください。私が唯一憧れるアーティストです。

11.おすすめの飲食店は？

我々が運営しております下北沢のバー“NUMBER THREE”です。

飲食店は沢山あるので是非我々のバーにお越し頂ければこっそりお知らせします。

▼MAP

https://maps.app.goo.gl/LxqvvbbyDkjifcd98

▼Instagram

https://www.instagram.com/no3_shimokitazawa/

12.自身が経営するバー“ナンバースリー”でおすすめのメニューは？

お客様の大半が緑茶ハイをオーダーされます。

静岡県の“かやまえん“からお取り寄せした粉末緑茶と、韓国の麦100％高級辛口焼酎“BIDAN”を使用した拘りの一杯です。

焼酎が緑茶のほんのりとした甘みを引き出して非常に飲み口爽やかなお薦めの一杯です。

13.普段からネイプを愛用してくださるお客様に服を通して伝えたいことはありますか？

コミュニケーションツールとして存分に着倒して頂きたいです。

14.MIDWESTの印象は？

僕が知り得る限り日本で一番セレクトショップらしいセレクトショップだと感じます。

どちらかというとスペシャリティーストアという方がしっくりくるかもしれません。

15.今後の展望は？

幼少期からの疑問を解消する事です。